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都内から75分の千葉県九十九里浜にある宿泊施設の最新情報と、その近隣エリアのトピックス。

防災・減災

福島県いわき市への防災研修に参加しました

投稿日:2025年2月19日 更新日:

事業継続力強化計画の更新時期にあたり…

令和6年の夏、はじめての「南関トラフ地震臨時情報」が発令されました。静岡県内をはじめとして東海・四国地方では多くの宿泊施設でキャンセルが発生したと伺っております。

当館でも1件のみではございますが、キャンセルとなったお客様がいらっしゃいました。

横芝光町に残る古い歴史を辿っても、当館に津波がやってきた歴史はありません。また、現在の津波被害想定マップでも、当館は被害想定エリアの外にあります。

しかしながら、過去の歴史や現在の想定を上回る災害が起きないとも限りません。そこで、当館ではコロナ禍にBCPのはじめの一歩となる「事業継続力強化計画」を策定し、中小企業庁の認定をいただきました。

例えば、当館周辺ならびに当館最寄りビーチである九十九里浜・木戸浜周辺には、当館の電柱広告が設置されています。

これは地域の認知度アップ、お客様へのルート案内のみならず、当館のお客様や横芝光町に観光にお越しになった方に対して、災害時の避難方向を案内する大切な役目を果たしています。

そのため当館周辺の電柱広告の片面は、避難所の場所と方向をお知らせする案内となっているのです。当館では、全国の数多くの事例を調べ、お客様や観光客の立場にたち、こういった防災計画を作成しております。

その策定された計画もそろそろ更新時期を迎え、横芝光町内で旅館業を営む同業者の皆様と、福島県いわき市に研修旅行に行ってまいりました。

大切なことは、地域のミライを自分ごとにすること

古滝屋さんのオーナー里見さんは16代目という歴史のある温泉旅館です。

震災前は団体、震災後は個人客に変わり、新しい取り組みにもたくさん取り組まれていますが、地域の歴史や文化、そして人と人のつながりを大切にされていらっしゃる方でした。

ハード事業できれいに整備され復興したようにみえるが、それだけが復興ではないということ。震災から15年以上たった今でも、現在進行中であることを改めて感じ取ることができた。

そして私たち宿泊施設が求められること、準備すべきことをたくさん教えていただいた。そいして、「地域のミライを自分事にする」ことの大切さを感じることができました。

そして、観光とは「地域の光を観る」ことであると改めて心に刻んだ研修旅行でした。

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